受講生の声

中村順子さん。看護師・助産師として勤務経験あり。現在は3児の母として子育て中。ベビー・マッサージ講師。AEAJ認定アロマ・インストラクター

このスクールを選んだきっかけは何ですか?

理由は3つあります。ひとつは、ベビーマッサージを通して「触れる」ことが素敵なコミュニケーションだと気づいたこと。 赤ちゃんだけでなく、私自身も触っていて気持ちよかった。でも母子関係でなく、赤の他人に触れる場合にそう簡単に「癒しの作業」にならないのでは、 と疑問もありました。助産師をしていた時、出産の介助をしていると「夫には側にいてもらいたい、 でも腰をさするのは助産師さんにやってもらいたい」と言う妊婦さんが多かったことを思い出します。 出産の際、ご主人には側についていてもらうこと、手を握っていてもらうことなど、愛情の欲求は満たしてもらえるけれど、 出産の痛みや不快に対しては、分娩の進行状況や体に対する理解のある助産師さんにケアしてもらいたいと思う方が多いようです。 自分自身の経験からもそう言えます。「触れる」ことは、気持ちが良く安心感が与えられるものだけれど、 家族や友達とのコミュニケーションのレベルではない「本当の癒しのマッサージ」を学びたいと思いました。

ふたつめの理由は、病院で働いていた時に、患者さんとの関係でいつも振り回されている自分がいたこと。 患者さんはそれぞれ大変な状況をもっているので、患者さんの欲求をその場その場で満たすことに精一杯で、 「その場をやりすごす」ことが常に自分の中心にあったように感じます。「自分の軸」がしっかりとあって、相手との関係を築き、 お互いへの信頼をベースにして仕事をする方法を学びたいと思っていました。

みっつめの理由は、ちょこちょこ・・・と、これまでは趣味の範囲でマッサージの勉強をしてきたけれど(笑)、 卒業後にも練習をすると実際にわからないことがでてくる、その時に自分の本当の疑問に答えてくれるスパー・バイザーがいないことに気づきました。 どの様な分野でも、実際に壁にぶち当たるのは、学校で学んでいる時でなく現場に出てから。 だから、卒業後も自分のスパー・バイザーとなってくれる人から直接学びたいと思いました。

沢山のマッサージ・スクールの中から、ここを選んだ理由を教えて下さい。

私が今まで学んだものは、あくまで趣味の範囲の基礎的なクラスでしたが、「ここを3回クルクル」「背中を縦にまっすぐ」とか、 マッサージのルーティーン(手技)が決まっていることに疑問を感じました。「自分が実際どこに触れているか」「何でそこなのか」もわからずに、 「まねごとでもいいから、その手技に従っていれば、いつかできるようになるかな」と思っていたけど、結局は納得できなかった。

実際にこのスクールの授業を受けて、いかがでしたか?

始めに感じたことと、クラスが終了してからでは、全く印象が違いました。始めは、「ここまで筋肉の勉強する?」と思い、 「ホントに、こんなに必要なの?」と混乱した瞬間がありました。でも授業が進む中、徐々にその必要性がわかってきた。 特に、ハンズ・オン(実技)に慣れ始めたら、その勉強の必要性が実感できて面白くなってきました。

「始めは、アップアップしていた」ということですが、何故ついて来られたと思いますか?

始めの2・3回はちょっときつかったけど、だんだんと慣れてペースがつかめる様になりました。 授業の「波にのって」自分の興味を深めていける様になってくると、急に楽しさが倍増して、 「ただ、なでるだけのマッサージ」よりも面白いなと思い、やる気になりました(笑)。

ふたつめのコメントにあった、「振り回される感じ」について具体的に教えて下さい。

患者さんによって、色んな状況があり、色んな人がいる中で、色んなことを言われる度に、自分がグラグラきていました。 今は、その理由がわかりました。「自分を良く思われたい」「この人が居てくれて良かった」「気にいられたい」という隠れた感情が自分の中にあったので、 その時々の自分の気持ちを押しころしてでも患者さんにあわせていました。 自分の気持ちを後回しにして患者さんを優先していけば、その場はうまく収まりますから。

でも、それは私の中にある基本的な「癖」で、その仕事だけでなく、マッサージの場合にもこのテーマが出てくると思いました。 「自分の在り方」というものを、生まれて初めて客観的に見ることができて、自分の心の中にある「よけいなもの」を取り除けるようになりました。 相手に気に入られる為に、相手が求める以上のものを与えようとしたり、私の感覚や価値観で患者さんを変えようとする態度は必要なかった・・・と気づきました。

このPD(プロフェッショナル・ディベロップメント)のクラスがなかったら、セラピストになった時、「うるさいセラピスト」になりそうだと思いました(笑)。 その時は良くても、そんな窮屈な関係はきっと長くは続かないものだと思うし。

セラピストにとってのPDの授業は、日本では馴染みがないものですね。この内容は、ただテキストを読んでも理解するのは容易ではありません。言葉の直訳だけでは理解が難しいので、実際にこれを学んだ経験豊かな先生達の実体験をもってしか説明できないのと同様に、生徒さん達も自分の内面に向き合う感覚なしには理解しにくいものですが、中村さんには深く心に響いたようですね。 シェアリングの時間については、どのように感じましたか? 

人は自分の内面を、こんなにも深く掘り下げ、誰か他人に頼るだけじゃなく、自分で自分を見つめる力をもっているんだ・・・と初めて気づきました。 それも、特別な人だけでなく、誰でもみんなそれができるんだな・・・と思いました。 職業的な肩書きや、「○○の奥さん」「○○ちゃんママ」というものから離れて、自分が個人になれた貴重な体験でした。 クラスメイトがグループで固まったり、肩書きで競うのでなく、だたみんなが同じものを目指している仲間として、色んなものを脱ぎ捨てて、 シンプルに学ぶことに集中できました。

他に、何かありますか?

ここに来たら、絶対、みんながひとつになる感覚を身につけられると思います。個人として、あるいはグループとして、他人を排除するのではないものの見方。 違いを排除するのでなく、理解し受け入れること。競争して優越感を感じるのでなく、ただ互いの現状を助け合うこと。 クライアントもセラピストもひとつ。からだと心もひとつ・・・という風に。それが、このスクールのイメージです。

ページのトップへ 一覧へもどる