受講生の声

山口直子さん。大学で「環境哲学」「環境経営」を専攻。マッサージ初心者だが、スクール在学中にマッサージのアルバイトを始め、現在は正社員となる。

マッサージはしたこともなく、おまけに「触れることも・触れられることも苦手」だった山口さんが、何故マッサージを学ぼうと思ったのですか?

「リンカラン」というナチュラル・ライフ系の雑誌(No.27)に國分さんの特集記事があり、当時、精神的に落ち込んでいた時期だったので、 マッサージを受けに行きました。人との会話がいい方法にいかず、思わない誤解を受けたりして悩んでいましたが、 國分さんとのカウンセリングではすべてがニュートラルに進み、「私でも大丈夫なんだ」と安心し、心が明るくなりました。

雑誌でも、実際に会った時も、「なんか・・・この人、面白そう」と感じていたので、数ヵ月後にスクールの話を聞いた時、 「國分さんが教えてくれるなら、マッサージでもいいから勉強しちゃえ(笑)」と思ったのがきっかけです。 丁度、その頃、進路について悩んでいたので。また、周囲に拒食症の友達や、 子供の頃に言葉によるDV(ドメスティック・バイオレンス)を受けた友達がいて、何か友人としてサポートができないかな・・・とも思っていました。

突然の決断に、ご家族は賛成してくださいましたか?

マッサージ後の私の変化に加え、学校に入りたいと言ったら、 母が「大丈夫?宗教的な勧誘か、授業料の振込め詐欺なんじゃないの?ちゃんと調べなさいよ」と心配しだしたので、 「こりゃ、まずい」と思い、ちゃんと説明しました(笑)。そんな母も、最期には「やってみれば・」と背中を押してくれて、 マッサージの練習にも喜んでつきあってくれました。

実際に授業の中で、毎回「触れたり」「触れられたり」することになって、いかがでしたか?

始めはくすぐったくて、いつも、からだがクスクスするように震えたりして、みんなに見られるのが恥ずかしかった。 小さなプライドみたいなものもあり、自分のそんな姿を人に見せたくなかったんです。 でも、國分さんは、「真面目にやりなさい」というタイプの先生ではなく、「あら?ここに、くすぐったがりの人がいるわよ。 みんな、ちょっとこっちに来て、いっぱい触らせてもらったら・」という自由な感じなので、「あぁ、別にこのままでいいんだ」と心が楽になりました。 自分の中にあった恥ずかしさやプライドが溶けていった瞬間でした。本当は「こうありたい」と思っていても、からだは違う反応をするので、 湧いてくる色んな気持ちを自分の中に閉じ込めてきたけど、「もう大丈夫」と、ようやく解き放つことができました。

自分がマッサージすることについては、どうでしたか?

学校に来ることを決めた時も、特にセラピストになろうと思ってはおらず、「知らない誰かにマッサージするなんて、絶対無理!」と思っていました。 自分が触れたら不快な感覚を与えるのではないか、という不安な気持ちもどこかにありました。

それなのに、在学中にマッサージのアルバイトを始めたのは何故ですか?

予想を反して(笑)、マッサージが面白くなってきた時期で、「もっと知りたいな」と思い始めていました。 もうひとつの理由は、私は農業が好きで、前のバイトを辞めたのをきっかけに農家に勉強しに行こうと思っていました。 でも、それはあくまで自分のライフスタイルとして表現したいことで、職業にしようとは思っていなかった。 そんな時、偶然バイトの募集でマッサージというのがあり、収入源として生かせるかな・・・という軽い気持ちでした。家の近くだったし(笑)。

クラスで勉強していたことで、何かその仕事で役に立ったことはありますか?

あります! からだの構造や、自分のからだの使い方(ボディー・メカニックス)、職業病を予防するからだの使い方などを知っていたので、 お店の人に「スジがいい」「飲み込みが早い」と評価されましたし、アルバイトから正社員にと、話がトントン進みました。 「マッサージ」というものの意味が、自分の中で大きく変わり、からだと心への目覚めがありました。

今の仕事場でも、「マッサージはこういうもの」という狭いイメージで来ている方たちに対して、 からだと心へのより深い理解を促すようなマッサージがしたいと思う様になりました。とっても楽しみ。

アルバイトから仕事にしようと思ったのは何故ですか?

私は飽きっぽくて、マッサージが続けられるかが疑問でした。ところが、実際にやってみたら、自分の技術の足りなさと、 お客様のからだはひとりひとり全く違うことを実感し、「マッサージは終わりがない勉強」だと知りました。 また、マッサージはからだひとつで出来る仕事だし、場所や環境・設備の制限を受けないので、 自分や自分の生き方を枠にはめずに取り組めるところが魅力です。

PDのクラスは仕事に何か役に立っていますか?

お客様からの評価に影響されすぎず、ニュートラルな気持ちで仕事に集中できています。また、クライアントに対する姿勢を学び、 初めから過剰にその反応に揺り動かされずにすんでいます。クライアントを外見で判断しないこと、仕事仲間と不必要に競争しないこと、 個人的な部分で感情的に波があっても、仕事に悪影響を受けないようになったし、自分が「閉じている」時でも自分から変化が起こせるようになりました。

シェアリングの体験はいかがでしかた?

今までは悶々と悩んでいたことに対して、アプローチの仕方がわかってきました。また、普段は見せないような個人的なことでも、 見せ合って・受け止めあうことで自分が自由になる感じ、自分をそのまま出しても大丈夫・・・という安心感や繋がりを体験しました。

レベルIクラス終了後、何か変わったことはありますか?

この学校に来たことで、凄く自分がしっかりしました。今まで人に頼りすぎたり、自分をコントロールできないことがあったけど、 冷静になれる様になりました。家族の誰かがイライラしていても引きずられず、人との関わりに少し余裕が持てるようになった。

面白いこともありました。例えば、私は朝が苦手で目覚まし時計は役に立たず、いつも母に起こしてもらっていました。 ある日「自分のからだなのに、なんで機械に起こしてもらう必要があるの?」という単純な疑問が心に浮かび、 「明日は早いけど5時に起きるよ。よろしくね」とからだに言って眠ってみたら、ちゃんと起きられた!それからは一度も目覚ましを使っていませんし、 母の世話にもなっていません(笑)。「自分のからだは自分のもので、自分の心も自分のもので、外側にあるものに頼らなくても大丈夫」 という意識の目覚めがあました。

それが「からだと心のつながり」の実例ですね。からだを信頼することで、からだがそれに応えてくれるようになっていきます。

本当に面白いです。中学の時から興味をもっていた色んなことが、ここで全部つながってきています。國分さんの世界観は物凄く深くて広いので興味津々です。 マッサージの勉強で量子力学やアインシュタインがでてくるとは思っていなかった(笑)。

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